借景

知人の勧めで、京都洛北にある円通寺に行ってきました。30分に一本しかないバスに揺られ、僕の実家がある多摩ニュータウンの一角を彷彿させる整備された住宅街を少し歩いたら、目的地に辿り着きました。
やたら存在感のある山があるなー、あれが比叡山かー、と思いながら住宅街を歩いていたのですが、その山が、円通寺の中から見ると全く違うように見えたので驚きました。借景というものを最近まで知らなかったのですが、なるほど、これは素晴らしいなと素直に感じました。既にあるもの、偉大なもの、自分の力ではどうにもならないもの、こういったものを活かして新しいものを作る。実際にそれを実現している芸術を目の当たりにして、そんな考え方が心に響いたのかもしれません。寺の入口にあった「光の壁」の説明文も印象的でした。

私達は今まで見たこともないモノを求める。しかし、モノを生み出す力は過去の経験に導かれている。何もないところからモノを生み出すのではなく今ある「何か」を活かしてモノを作り出しているのだ。これこそが未来への可能性なのである。

「近・中・遠」を意識した庭園、というような表現が寺の中の説明文にありました。今回は「遠」をぼーっと眺めることしかできませんでしたが、「中」の時代的な背景も興味深いですし、「近」については自分の感性では深く味わうことができないなと思いつつも借りている背景とのバランスなんかにはもっと注目してみたいので、また近いうちに足を運んでみたいと思います。

大阪、三ヶ月

大阪に来てから三ヶ月ちょっとが過ぎました。関西ならではのことというのはあまりできてなくて、ここについては改善の余地があるなと思っているのですが、良い感じで仕事には取り組めているような気がしています。
こっちに来てからは、あるテーマについてずっと考え続けています。今まで読んだことのない類の本を読んだり、大阪の図書館に引きこもって調べ物をしたり、失敗覚悟でいろいろと手を動かしてみたりしていて、自分の手帳を振り返ってみると、暗中模索・試行錯誤の様子がとてもよくわかるのですが、ここにきて、ようやく前へ進んでいる感が出始めたかなと思えるようなこともあり、何とかやり遂げなければというプレッシャーを感じつつも、この調子で頑張っていこうと感じている今日この頃です。
ブログを書きたいというモチベーションがなぜか自然と湧いてきたので久々に書いてみたわけですが、このモチベーションも今度こそ持続できればいいなと思っています。

転勤

2011年も後半に突入しました。ブログを書くことを今年の目標にしておきながら、前半は全然できなかったので、気持ちを改めて、再度、この目標にチャレンジしてみようと思います。

来週、大阪へ転勤というイベントがあることがブログを書き始めようと思った直接的なきかっけです。大阪での業務内容は相変わらずソフトウェアの開発ですが、環境が変わるということで、とてもワクワクしています。

仕事に対するマインドとしては、昔から変わっていないような気がしています。それまでの自分ができなかったこと、やってみたかったことに取り組み、よりよいモノを作って、それを世の中に出していきたい。上手くいくときもあれば、イマイチのときもあるけれども、諦めずに試行錯誤を続けていけば、良い結果につながることが多いから、目の前の課題に対して前向きにチャレンジしていきたい。そんな感じです。

ブログに書いておきたいネタはいくつかあるので、まずはそれらを書きながら、ブログを継続して更新する感覚をつかんでいきたいと思います。

「思考・論理・分析」

ここ最近、仕事上の課題で行き詰まりを感じていたのですが、ある時、部屋の本棚にあった本書が目に入ったため、試しに再読してみることにしました。

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践

この本を購入したきっかけは、グロービスクリティカル・シンキングを一年前に受講した時に、講師の方の推薦図書に入っていたからです。内容的には、当時の講義の内容とほぼ同じと言ってもいいかと思いますが、内容を理解することとそれを実践することの間には大きな差があることを、ここ一年の自分の言動を見て痛感しました。(2010年の自分の目標が全くの未達だったことを見ても明らかです・・・)
考え続けることというのは、面倒くさいし、そのモヤモヤ感は不快だし、短絡な解へ飛びつきたくなる衝動を抑えることは大変だし、まあ素直に面白いこととは言えないのが今の自分の状況ですが、本書の最後で述べられている「執着心」を持ちながらこれに取り組み、今の状況を打破して、同じく本書で述べられている「見える景色が変わる」ようになるまで頑張っていきたいと心を新たにしました。

実際の分析作業において価値ある成果を得るための鍵を握っているものは「執着心」という極めて精神的、心理的なファクターである。科学とは理性と論理の所産であると述べたが、森羅万象の因果を解明し、科学を発達させてきた原動力は、「どうなっているのか知りたい。」、「なぜこうなっているのか知りたい。」、「どうしても知りたい。」という人間の情熱と執着心なのである。
このことは、論理的思考にも、またその実践である分析にも全く同様に当てはまる。論理や分析の技法は正しい答えを得るための極めて有用な道具であるが、その道具を使う人間の心理的エネルギーである執着心こそが、われわれを正しい答えに導いてくれるのである。

考えることを実践する場が目の前にある。こんなことを再認識できたのが、本書を再読してよかったなと思えている点です。いろいろと試行錯誤して、継続的にアウトプットしながら、少しずつ勘所をつかんでいきたいと思います。

名刺(2011年バージョン)

新しい名刺を作りました。今回は前川企画印刷さんにお願いしました。このブログのタイトルがFLIGHT RECORDERなので、飛行機のイラストをデザインしていただきました。なかなか曖昧な要望だったと思うのですが、懇切丁寧に対応していただいたおかげで、愛着が持てそうな名刺を手に入れることができました。とても嬉しいです。いろんな人と出会って、この新しい名刺を渡していきたいと思います。
ブロガー名刺に関するご案内は引っ越しいたしました。 - 引っ越しました → 川柳家の書いていたブログ

Next Opportunity

友人から教えてもらった日経ビジネスの下記の対談記事を読みました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101227/217758/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101228/217762/
去年の秋頃から会社の中での自分の立ち位置がちょっと変わり、なかなか上手く物事を進められないなと今も悩んでいる最中なのですが、この記事を読んで良いヒントを得ることができました。いろいろとマネしていきたいことはあるのですが、まずは、「問題点とその解決プランを提案」するだけでなく、「今は何ができていて、次のチャンスはどこにあるのか」も自分の言葉で伝えるられるよう意識していこうと考えています。やがては下記の引用したような姿勢で仕事に取り組めるよう頑張っていきたいと思います。

原田 日本のビジネスパーソンの一番の弱点、それはプレゼンが下手なことです。コミュニケーションできないんですよ、本当に。
例えば、日本人は「これが課題です」「こんな問題があります」と、バーッと言いますよね。一方、アメリカ人は絶対に「問題です」なんて言いません。“Challenge and opportunity.”ですよ。“What's not working”ではなくて、“What's working”と言って“next opportunity”と続けていく。仕事に対する姿勢が全く違う。日本は、経営者陣も外交も含めて、プレゼンテーションがめちゃくちゃ弱い。もっと強化していかないといけないと思います。

藤森 このマーケティングという発想は、原田さんのおっしゃったプレゼンに通じる発想だと思います。マーケティングというのは、基本的には自分の持っているものや強み・良さを対象者に訴えかける活動です。それは、自分をいかにプレゼンするかということでもあります。それがマーケティングの基本的な発想です。

藤森 全く同感です。勝負の場は、やっぱり会議だと思います。要するに、役者が舞台に上がるのと同じ。役者は舞台でのパフォーマンスが評価の対象になります。この感覚が、ビジネスの中ではあまりない。裏方で一生懸命やっていればいいんだろうとか、舞台で失敗してもほかで頑張っているからとか。でもグローバル企業のビジネスパーソンは、基本的に舞台=会議が勝負の場だと考えています。そこでいかに真剣勝負できるか。

原田 プレゼンする時は、先に自分のコミットメントを言わなければダメです。私がよく言うのは、「まず最初に自分のコミットメントを、怖れずに話してみろ。評価される時には、相手はいないことが多いぞ(笑)。心配するな」。これぐらい言いますよ。そうじゃないと、何をこの人がコミットしているか、分からないプレゼンがあるんです。状況説明とアクションプランだけで、ゴールもコミットも出てこない。
「今年はこういうことをやります。3%成長を図ります」というプレゼンではダメ。「Full potential opportunity」をまずきちんと伝えてほしい。最大の機会というのはどれだけあって、それに向かってどこをゴールとするのか。それを踏まえて、目の前、第一歩はどこまで行くのか。こういうふうに話をしないと。日本人は第一歩、第二歩は話すのですが、全体像が分からない時がよくあります。でも、こちらとしては、努力の美徳を聞きたいわけではない。

「プログラマが知るべき97のこと」

去年の夏頃から、時間さえあれば近所のルノアールMacBookを持ち出してプログラミングをしていました。秋頃にMacBookAirをゲットしてからは、その活動に拍車がかかりました。それまでは、仕事以外のテーマでプログラミングをすることはあまりなかったのですが、自分にとって新しいテーマでプログラミングをすることは、いろいろな発見ができて面白いなと感じていました。そんな時に本書が出版されたので、早速一読してみました。

プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

本書は、多くの著名人の方がプログラミングについて様々なことを語っている本です。「自分は完全にできている」と胸を張って言えるトピックは少なかったのですが、「それができるようになるために試行錯誤している段階だ」と言えるトピックは多くあったような気がしています。この調子で頑張っていきたいと思えたのと同時に、プログラミングという行為は非常にエキサイティングなものなんだということを再認識することができました。本書の中から引用したい文言は多々あるのですが、それらは別のトピックと絡めながら、今後のエントリーで書いていきたいと思っています。
自分のプログラマとしての思考過程を外部に公開していく。これは今年一年で自分が積極的にやっていきたいことの一つです。去年の段階でも、冒頭の活動を通じて書いた作業メモなどをブログにアップしたいなと思ったことはあったのですが、いまいち自信が持てずにそれを躊躇ってきました。去年はそんな状況だったのですが、今年はブログを書くと決めたことだし、恥を恐れずに、自分が書いたコードも外に晒していこうと考えています。まずは、GitHubもう一つのブログを活用していくつもりです。
外部へのアウトプットを意識しながら、座学なりプログラミングなりに取り組むことで、今までできなかったことが次々とできるようになることをイメージしながら、より良いプログラマになるべく頑張っていきたいと思います。